なぜ今、「情報リテラシー」が必要なのか?
―「気をつけてね」だけでは足りない時代に―
ある日、子どもが何気なく口にした一言に、ドキッとしたことはありませんか?
「これ、○○ちゃんが言ってたから本当だよ!」
「ネットに書いてあったから大丈夫!」
「みんなやってるって言ってた!」
悪気はないけれど、その言葉の奥にあるのは“情報を疑う前に信じてしまう姿”です。
今の子どもたちは、生まれたときからスマホやネット、動画やSNSがある環境で育っています。調べればすぐ答えが出て、画面を開けば、誰かの意見や考えが流れてくる。それはとても便利で、うまく使えば学びの幅を大きく広げてくれます。
けれど一方で、
「その情報は本当に正しいのか」
「誰が、どんな意図で発信しているのか」
「自分はどう考えるのか」
と立ち止まって考える時間は、意識しないと、どんどん減っていきます。

ルールや注意だけでは、足りない理由
多くのご家庭で、スマホやネットの使い方についてルールを決めたり、注意をしたり、何かあったら相談するように、お子さんに伝えていると思います。
「知らない人とやり取りしないでね」
「個人情報は書かないでね」
「変だと思ったらすぐ言ってね」
どれもとても大切なことです。けれど、実際の場面ではどうでしょうか。
情報は、「これは危険です」と分かりやすい形で現れるとは限りません。友だちの一言だったり、楽しそうな動画だったり、それっぽく書かれた文章だったり…。
ルールを覚えていても、その場で判断する力がなければ、対応するのは難しいのです。そして、親が注意すればするほど、「うるさい」「分かってる」と反発が返ってくることもあります。
でもそれは、子どもが悪いということではありません。“自分で考える練習をする機会が、そもそも少なくなっている”という、今の環境が、原因なのです。
情報が多い時代に必要なのは「判断する力」
少し前までは、「情報を知らないこと」が問題でした。でも今は違います。情報化が進む今の時代に問題なのは、“情報が多すぎること”です。
正しい情報も、間違った情報も、意見も、感情も、同じ画面の中に並んでいます。その中から「これは信じていいのか」「今の自分には必要か」を選び取る力がなければ、情報に振り回されてしまいます。
だからこそ必要なのが、“情報リテラシー”です。
情報リテラシーとは、難しい知識を覚えることではありません。
* 情報をそのまま受け取らずに考える
* 別の見方がないか想像する
* 自分なりの判断軸を持つ
これらを何度も繰り返し、積み重ねていくのです。

子どもは、考えられないのではない
ここで大切なことがあります。
子どもたちは、「考えられない」のではありません。むしろ、たくさんのことを感じ、考えています。
ただ、それを言葉にする機会や、整理する場が少ないだけなのです。
実際、授業の中で問いを投げかけると、普段あまり発言しない子が一生懸命メモを書いたり、あとから「実はこう思ってた」と話してくれることがあります。
考えは、ちゃんとある。ただ、その考えを整理して伝える方法を知らないだけ。だからこそ、「考える練習をする場」が必要なのです。
「教える」より「一緒に考える」
LITschoolでは、情報リテラシーを「守るための知識」だけとして扱いません。
正解を教えるのではなく、問いを投げかけ、一緒に考えることを大切にしています。
「どうしてそう思ったの?」
「ほかの考え方はあるかな?」
「もし相手の立場だったら?」
そうしたやり取りを重ねることで、子どもたちは少しずつ、自分の頭で考えることに慣れていきます。それは、今すぐ大きな成果として見えるものではないかもしれません。
でも、
*日常の中で立ち止まれるようになる。
*誰かの意見に流されすぎなくなる。
*自分の考えを言葉にしようとする。
その小さな変化が、将来につながる大きな力になります。

今だからこそ、育てたい力
情報リテラシーは、「トラブルを避けるため」だけのものではありません。これから先、どんな情報に出会っても、自分で考え、選び、行動できる。その土台となる力です。
スマホやネットを使わない未来は、もう考えにくいからこそ、使わせないのではなく、怖がらせるのでもなく、“自分にとって必要な情報を子ども自身が自分で取捨選択できるように、考える力を一緒に育てていく。”
それが、今、私たち大人にできることだとLITschoolは考えています。
まずは、体験講座からご参加ください
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
LITschoolの講座は、文章だけでは伝わりきらない部分が多くあります。
「正解を教えない」「問いを投げかける」という学び方や、講座の雰囲気は、実際に体験していただくことで、より分かりやすく感じていただけると思います。
体験講座では、子どもたちの日常に近い題材を使いながら、「どう思う?」「なぜそう感じた?」と一緒に考えていきます。うまく答える必要はありません。考えてみること、その時間を大切にしています。
「うちの子に合うかどうか」「この学び方を続けられそうか」、まずは体験を通して感じてみてください。
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